谷口石切丁場跡見学会&草刈り

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 石切丁場とは文字のごとく、石材を切り出した作業現場のことです。今は雑木林ですが、昔は石工職人たちが大勢常駐し生活した家屋もあったことでしょう。
 唐津市浜玉町谷口の通称黒田山一帯に、多くの加工が中断された御影石(花崗岩)の巨石が散乱しています石切丁場とは文字のごとく、石材を切り出した作業現場のことです。今は雑木林ですが、昔は石工職人たちが大勢常駐し生活した家屋もあったことでしょう。
 それこそ巨大羊羹のような角材も数体あり、一番大きい岩は幅12m、高さ7mで母岩(種石)と呼ば。それこそ巨大羊羹のような角材も数体あり、一番大きい岩は幅12m、高さ7mで母岩(種石)と呼ばれ、ノミによる加工跡が残っています。これほどの巨石は一体何に使われたのでしょうか?
 これまでは地元で「太閤石(いし)」として知られていましたが、平成19年度から唐津市教委が調査に入り、石曳道の発見など近年その全貌が確認されてきました。平成20年には再築された大坂城の石垣に使用されたのではないかとの発表も行われました。黒田山のすぐ下には玉島川が流れ、黒田橋が架かっています。玉島川を通じて外海に運ばれたと想像されます。
 令和374日、当協会では埋もれた文化財・歴史的遺産の復旧を地域づくりの一環と捉え年間活動に入れていますが、今回はその第一弾として実施し、雨空の中を地元有志と共に一帯の草刈り、伐採、清掃を行いました。

一帯最大の母岩(種石)の前で、左から中島、川上、落合、山口、井上、古賀。岩の上部に大きなノミ跡が見える。下は切り落とされた岩。

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